C.W.ニコルさんの言葉
ニコルさんが亡くなられて一年になります。
ニコルさんは、ものがたり文化の会を立ち上げる時、発起人でもありました。(私も発起人に加わりました。)
会として最初に出版したのが、ニコルさん作の北極を舞台にした物語「氷の国の走馬灯―コロンとグルガ」です。
子どもたちはこの物語の世界に夢中になりました。「動物と命を分けあう心」はみんなの愛読書でした。
その中の一人で動物が大好きだった子は、現在、東大農学部で先生をしています。
名古屋での講話では、イヌイットと暮らした経験や自然、動物・・・いろいろお話しくださったのですが、
「人間は自然の一部である。」
「やさしい人は強い、強い人はやさしい。」
という言葉が忘れられません。
打ち合わせに集まったものがたり文化の会の指導者たちに「仲間だからニックと呼んでね。」と言ってくださいましたが、
一度も呼ばせていただいたことはありませんでした。
一度呼んでみたかったな!
今は、どこかで、みんなのことを見てくださっているでしょうか、ニック?
(むらぺ)
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