「僕がこの活動を続けた理由」
僕が僕らしくあるために、この活動を続けようと思った。
思春期の頃の僕は、どこにいても結果がすべてで、
良ければ褒められ、悪ければ否定される、という
不安定な周囲からの評価に振り回され、自分の立ち位置を常に気にしていた。
でも、この活動では違った。
自分を守るためのヨロイは要らなかった。
オッサンから幼稚園児まで色んな人がいたけど、みんな対等に話し合いをした。
1つの話を創り上げるのに、とにかく話をしてとことん調べた。
大昔の微生物の化石の気持ちになって表現をした。
演じている1人1人が響き合って素晴らしく素敵だと思った。
僕は初めて自分を好きだと思えた。
とはいえ、思春期の僕は、こんな気持ちを素直に伝えられるはずもなく
親にも「やめない」とだけ言って続けさせてもらった。
ちいさいときから10代にかけて(20代も)この空間にいられたのは幸せなことだったと今つくづく思う。
(あるOBより)
